シフトシャフトオイルシールの交換
タンクのブリーザーホースと同タイミングで、シフトシャフトのオイルシールも交換した。
こちらは、特にオイル漏れが発生していたわけではないが予防交換しておく。
オイルシール:91203-KA4-771
まずはオイルシールまでに到達するため、いろいろ外していく。
オイルシール表面に油分があるのはシャフトスピンドルのシリコングリス。
ここからオイルシールを外していくのだが、このオイルシールは金属ベースになっているため、ピックツールで外す際はシャフト外径1mmくらいから突き刺し引き抜く。とくに力も必要なくすんなり抜けた。
オイルシールを外したらパーツクリーナーでシャフト付近を清掃。
オイルシールが外れたらあとは組み付けだけだが、先にシフトアーム取り付け部にテープなどを巻いておく。
取り付け時のシールのリップ破損を防ぐため、それ保護する必要がある。
組み付けについては、案外簡単に終わってしまった。圧入用に内径16mm×外径22mmの塩ビ管を準備していたのだが、指で押すだけで入ってしまった。
あとは、スピンドルとシフトアームをもとに戻して完了。
タンクブリーザーホースの交換
走行後のチェックでタンクからのブリーザーホースが切れかけていたのを見つけたため交換する。
部品は以下のものに交換する。
17543-MGB-000
17544-MBG-000
95005-8000120M
早速、シートとシートカウルを外し、タンクを上げる。
交換するホースは、画像で右側の空いている口と、灰色のホースだ。
右側の太い方のホースは以下画像のように硬化で亀裂が入り、今にも裂けそうな感じであった。
太い方の17543-MGB-000はジョイントまでなので、それから先は95005-8000120Mをカットして取り付ける。
細い方の17544-MBG-000はまだ大丈夫そうではあったが、せっかくなので一緒に交換。こちらはジョイントから先は既存のものを使用。
さくっととりつけて作業完了。
左スイッチボックスのメンテナンス
走行中、突然ウインカーの右側だけが押し続けていないと点滅しない事象が発生したので、とりあえず取り外して内部を見てみた。
※Webikeにてスイッチボックスの見積もりを取ったが既に廃盤(品番:35020MFC650)
見た感じの状態は、SP2が組み付けられた時の20年前の劣化グリスが接触不良を引き起こしていたことが分かった。(そこそこひどい状態)
原因は分かったので分解出来るところまではバラし、徹底的に清掃して接点に接点復活剤を塗り付け、金属パーツが当たる可動部にはシリコングリスを塗布し元どおりに組めば完了。
スイッチの動きも格段に良くなり、ウインカーの不具合も解消された。
これである程度試乗し、問題無ければ解決だろう。