スロットルケーブルの交換
VTRに乗り始めてから一度も交換をしていないスロットルケーブルの交換を行った。
恐らく、今までのオーナーを含めても交換されたことの無い個体かもしれない。
外した古いワイヤーを見てみても、給油ではどうしようもない毛羽立ちもあったので、
今回交換したのは正解だった。
スロットルケーブル2本の品番は、以下。
対象:VTR1000SP2(2002)
17910-MCF-D31
17920-MCF-D31
交換手順としては、まずタンクを止めているボルト2本を外し、タンクをロープ等で引き上げる。私は、ロープを使用しシートカウルの荷がけボルトにくくりつけ固定した。
次に、エアクリーナーボックスの蓋を開け、エアクリーナーを取り外す。
次にファンネルの取り外しが必要になる。
サービスホールからのアクセスで取り外すボルトが1本あるが、長めのプラスドライバーが必要になるので注意。
私は軸長150mmのドライバーを使用した。ドライバーはスタッビと100mmと150mm以上のものがあれば楽に作業ができる。
ファンネルを固定しているボルト4本を外すとエアクリーナーボックスを取り外すことができるが、2本ホースがつながっている為、それも外す必要がある。
8mmと10mmのスパナでスロットルケーブルを取り外す。
新しいワイヤーを古いワイヤーと同じルートでスロットルボディーまで引き込んでくる。
8mmと10mmのスパナで新しいスロットルケーブルを取り付ける。
8mmのスパナは2本あったほうが良いかもしれない。長さは短めの方が効率が良いと思う。
スロットルボディー部の取り付けが完了したら、グリップ側を取り付ける。
アクセルの遊びは引き側のケーブルを8mmと10mmのスパナで適宜調整し完了。
Throttle grip free play : 2 - 6mm (1/16 - 1/4in)
(サービスマニュアル推奨の遊び幅は2-6mm)
取り付け完了後は、エアクリーナーボックスとタンクを逆手順で戻し作業終了。
次のメンテナンスはオイル交換を予定している。